アゼルバイジャンの教育 (ロシア語かアゼルバイジャン語か選ぶ!?)
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教育
つい20年前程前まで、アゼルバイジャンはソビエトの国だったので、ロシア語の影響が強く、ロシア語で喋る人が多い。
だから、学校にはふたつの部門があり、1つはアゼルバイジャン語、もう1つはロシア語である。
どちらの部門で勉強するのかを、自分で選ぶ。
アゼルバイジャン語の部門を選んで勉強している学生の全ての授業はアゼルバイジャン語で、
ロシア語部門の授業はロシア語で行われている。大学に入学する時に、これまでと違う部門を選び直すことが出来る。
例えば学校でずっとアゼルバイジャン語で勉強していた学生が試験を受けて、
大学のロシア語部門に入学も出来る。でも試験をロシア語で受けなければならない。
日本では小学生、中学生、高校生が同じ学校で勉強しないけれど、
アゼルバイジャンは1年生からー11年生まで同じ学校で勉強している。
以前は小学校に入学するために試験は無かったが、今はアゼルバイジャンの全ての小学校で、
入学試験を受けないといけない。
だから、今アゼルバイジャンには小学校入学試験のための塾が流行っている。
短い間のコースから1年間くらいの長いコースもある。
コースの授業のおかげで、試験を簡単に受けられる。でも、コースに行かない子供達も結構いる。
アゼルバイジャンの学校はこのようになる:
1年生―4年生 小学生
5年生ー9年生 中学生
10年生―11年生 高校生
小学校を卒業してから、また中学校に入学するための試験を受けないといけない。
高校入学試験がちょっと難しい。
母国語と数学の授業の試験だけ受けるけど、試験が結構難しい。
試験失敗している学生が多い。高校を卒業のための試験もある。
この試験も2つの授業の問題がある。母国語と数学。
点数が足りないなら、もう一度試験を受けることが出来るけど、追試を受けない場合は
卒業証明書が貰えない。学校の証明書がないと、大学に入学出来なくなる。
アゼルバイジャンでは大学に入学するための試験がとても難しい。
合格出来ない学生が本当に多いから、最近はヨーロッパなどに留学している学生の数が多くなっている。
バクー国立大学とアゼルバイジャン言語大学で日本学があって、日本語の授業もある。
最近は日本とアゼルバイジャンの関係がよくなって留学プログラムも多くなってきた。
アゼルバイジャンの日本の大使館で日本語の試験を受ける。
試験に合格した学生は面接に行く。面接も受かったら、留学できる。
2週間、6週間、1年間、そして大学院のプログラムもある。
日本語コースには毎年学生が入学してくるが、多くは日本への留学や、日本語を生かした就職を希望している。
群馬大学とバクー国立大学は契約しているので、国際交流プログラムが出来た。
毎年バクー国立大学から1人~3人、群馬大学で1年間の国際交流プログラム受けることが出来るし、
実は私もその中の1人でした。
今はバクー国立大学で日本人の先生が日本語を教えているんですよ。
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